製品情報

開発ストーリー

新規擬似接着紙

開発経緯

昨今、世界的なプラスチック使用量削減の動向を受け、プラスチック製品の紙化が進んでいます。弊社でも、昨年ニュースリリースした半透明感熱紙「セミスルー」に続く製品で何か取り組めないか?と考え、当社が得意とするコーティング技術に着目し、開発をスタートさせました。

現在進行形の開発の道のり

開発品は、当社が長年培ってきた、コーティング技術、材料技術を活かした開発品で、ポリラミ擬似接着層製品に用いられているラミネート層を、特殊なコーティング剤に替えることにより、擬似接着層中のプラスチックなど石油化学製品の使用量を50~70%削減できる技術となります。

本開発品は下記の特徴を有しており、ラベル加工により、宅配等で使用されている配送伝票ラベルの他、個人情報保護シール、封緘シールのようなセキュリティー用途など、様々な用途への応用が可能です。

【開発品の特長】

擬似接着層
  • ・表面基材の裏面に、剥離可能な擬似接着層をコーティング。
  • ・剥離面に粘着性はなく、一度剥がすと再貼付ができません。
  • ・擬似接着層には透明性があり、表面基材を剥いだ後に、被写体の表面あるいは擬似接着層に印刷した意匠や文字情報などを読み取ることができます。
擬似接着ラベルの構成(一例)
表面基材

感熱紙や上質紙、インクジェット用紙、印刷用紙、隠蔽紙など、必要に応じて適用可能です。

粘着加工

粘着加工を施した擬似接着ラベルのほか、テープ状、両面テープ状への加工も可能です。

今後の展開

現在、ご使用頂ける用途を含め探索中です。ご要望のお客様には、サンプルのご提供が可能ですので、お問い合わせください。

当社は、今後も環境配慮型素材・製品の開発を推進し、持続可能な社会の実現に取り組んでまいります。

【用途例】

  • 配送伝票ラベル

    被着体の意匠・文字読み取り可

  • 配送伝票ラベル

    擬似接着層に意匠・文字を印刷

  • 個人情報保護シール

    一度剥がすと再貼付不可

  • 封緘シール

    剥いだ痕が残り、再貼付不可

  • 宛名ラベル

    個人情報を取り除いてリユース・リサイクル

  • 封筒用両面テープ

    開封が容易で、開封面がくっつかない

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