社員が日々生き生きと働くことは、いい製品を生み出すことに直結します。
王子イメージングメディアでは、様々な取り組みを通じて、社員ファーストの環境を実践しています。
各人に求められる役割を明確にし、その役割を果たしたか否かで評価する人事評価制度を導入しています。
独身寮・社宅等の会社施設以外に居住するとき、年2回の住宅費補助を支給しています。
人材育成の一環として、通信教育を行い、優秀修了者には受講料の一部を奨励金として補助。
野球部、サッカー部、ゴルフ部、テニス部、ボウリング部、写真部などが活動しています。小さなグラウンドとゴルフ練習場、テニスコート(3面)が整備され、従業員であればいつでも使用可能です。
働くすべての従業員が活躍する組織づくり、風土づくりを行い、ダイバーシティ推進を通じて多様な個人が自分らしく能力を発揮できることを目指しています。
王子グループ全体で「安全」をすべてに優先して取り組んでおり、王子イメージングメディアはグループのなかでも長期に渡り無災害を継続している製造現場です。現場では、「ヒヤリ・ハット・キガカリ」を意識し、ちょっとした気付きも報告して対策をとり、さらに他部署にも水平的に共有することで全社で安全性を高めています。また、危険への感受性や安全意識を向上させるために行っているのがVRによる危険体感教育。墜落・転落・感電などの災害を疑似体験できるコンテンツを独自に制作しています。さらに、工場への来場者には、危険な箇所や禁止事項などを事前にレクチャーし、安全についての理解を深めていただくことで、来場者・従業員双方の安全確保に努めています。
VRによる危険体感教育
プライベートの充実は仕事にも良い影響を与えます。多様なライフスタイルや家庭環境なども考慮し、サポートできる取り組みを用意しています。
住宅購入や資産形成など、ライフスタイルを豊かにするための様々な制度を会社として用意しています。
2021年6月、男性の育児休業の取得率向上を目的とした「育児・介護休業法」の改正が国会で成立。メディア等でも大きく取り上げられました。製造現場で初めて長期の育児休暇を取得した男性社員に聞いてみました!
S.Sさん(2018年入社)
育休制度の存在は知っていたので、初めから取得したいという気持ちでした。ただ、長期間の予定は考えていなかったのですが、出産後の妻の状態や実際の子育ての大変さを目の当たりにし、延長申請をさせてもらいました。現業職での長期間の育休取得は私が初めてだったようです。
三交替職場では、三人で1台の機械を稼働させるので、誰か一人休むとその機械を動かすことができません。だから、私が 1 か月休んだら 同じ期間で代わりの人に入ってもらうのが基本的な対応になります。ちょうど育休に入ろうとしたとき、同じチームに欠員が出てしまい、育休取得は無理かな、と諦めかけていましたが、課長をはじめたくさんの方々が動いてくれて、職場全体で協力して業務を回す体制を構築してくださいました。
妻の体調を考慮し、育休を一回延長したんです。延長することは職場のみんなが知っていたので、職場に戻ってきた時は、「奥さん大丈夫?」など逆に妻のことを心配し、気遣ってくださる方もいました。そんな環境がすごくありがたかったです。
もし三交替勤務をしながら生後1〜2か月の子どもの世話をしていたと考えると、ものすごく大変だったと思います。どのぐらい育児に関わるかは家庭によってそれぞれだと思いますが、私は育休を取りながらでもかなり大変だったので、改めて子育ての大変さを実感しましたし、家族とともに過ごす時間が増えてよかったと思っています。
育休制度はあると知っていても、周囲に取得者がいないなどの理由で、どうしたらいいかわからない方も多いのかもしれません。育休を希望する人は、業務引き継ぎを円滑に進めるためにも、できるだけ早めに会社に相談した方がよいと思いますね。私は妻が安定期に入ってから会社に報告しましたが、育休取得の3〜4か月前だったと思います。
出産・育児だけでなく、自身の病気や家族の介護など、様々なライフイベントにより一定期間仕事を休むという状況は誰にでも起こりえます。どんな状況だったとしても、みんなで快く休ませてあげる、チームとして臨機応変に対応することが大事だと思います。
自分らしく子供と過ごす時間を大切にする、そんな育休取得が進んでいけば嬉しいですね。